95kgと97kgのあいだ
彩の国さいたま芸術劇場 大稽古場
『95kgと97kgのあいだ』
さいたまゴールド・シアター
清水邦夫が1985年に書き下ろして、蜷川さんとのコンビで上演された芝居の再演。
今回はシルバー劇団の面々は殆ど台詞はなくて、荷物をひたすら運んでいました。かなりきつそうでした(笑)主役は横田栄司が演じ、相手役の女0とのやりとりが中心で物語が進むため、芝居としては完成度は高かったです。まあ横田英司はキャリアがあるので当たり前と言えば当たり前ですが、前回のようにシルバー劇団の人だけでキャスティングと違って締まりがありました。
内容は「行列」の芝居の稽古をしている若者たちのところに、以前その芝居をしていた人たちが現れて、砂袋を担ぐパントマイムを始める。主役の青年を中心にいつしかの行為が異常な熱気を帯びていく。と言った感じ。
砂袋の95kgと98kgのわずか3kgの違いが一体何なのか?そこらへんが良く分からないが、要はその3kgが一つの社会の区切りを意味しているんじゃないかと、自分は考えました。うーん難しい。
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