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"Silence in the Light 光の静寂"

WAKO WRKS OF ART
http://www.wako-art.jp/

2008-9-15

"Silence in the Light 光の静寂"
Noritoshi Hirakawa, Hiroshi Sunairi & Arto Lindsay
平川典俊、砂入博史、アート・リンゼイ

三連休の最後は一日美術館めぐりをしてきました。東京国立近代美術館、世田谷美術館そしてギャラリーを二つNANZUKA UNDERGROUNDと最後にここに来ました。ここも平川典俊の展覧会です。

ここでは平川、以外に後二人の作家の作品も展示してありました。砂入博史はオブジェ系の作家の様です。2005年に広島市現代美術館で『像の夜』という展覧会をしています。広島出身の作家さんです。アート・リンゼイは初めて知りました。

さて平川ですが、今回、ここでは浜岡原子力発電所で知られる遠州灘を撮影したシリーズを発表しています。原発の建物を遠景から長時間露光で夜中に写した写真と妊婦の写真などを展示していまいた。露光を長くして撮影した作品なので、月が出ているのにもかかわらず、まるで夕方のような昼間のような微妙に明るさの中に原発の建物が浮かび上がっています。そしてそれと対比するような妊婦の姿。これはこの土地で唯一原発に反対する一家の写真だそうです。

原発に関する、平川の思いが分かるような作品。でも、ここに込められたいるのは、単純な原発批判や安っぽいヒューマニズムではない。原発に存在に対する人間、つまり我々の人間と原発のとの間のものを伝えてくる。そこには電力会社、政治、利権、現地の市民、そして原発の電気を使う現代人。様々なものと原発、そしてその間に広がる、多くの見られることのない事実へと思考を広げさせる。

思わず溜息を飲み込んでしまいました。

新宿から、もしくは初台からアクセスできます。一人になって見るのがおすすめ。

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