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平川典俊個展 「正面玄関」

NANZUKA UNDERGROUND
http://nug.jp/

2008-9-15

平川典俊個展 「正面玄関」

渋谷にあるギャラリーです。まだ新しいギャラリーのようです。綺麗でしたね。スペースも広くていい感じです。渋谷の駅からも近いですね。246から一本入ったビルの地下にあります。

さて平川典俊です。公共の場で人に気がつかないようにセックスしている写真とか。レイプの映像とか。かなりエグイ作品が多い平川ですが、ここでの作品は、それほど強烈な作品ではありませんでした。しかし、内容的には他の平川の作品と同じ重さを持つ作品ではあると思います。

今回は日本現代の問題点をテーマにした作品。引きこもりという社会現象が起こる中、渋谷には多くの若者、特に女の子が溢れています。そこにある女の子の姿、そして人とのコミュニケ-ション、それは社会生活の基盤である家族のつながりへと視点を導いていく。親と娘、娘の見えない姿、そしてそれに対する親。そのような構図に問題提起をしているようです。

作品は路上の寝そべった女性、または男性を写真で移し、それを90度右に回転させた状態で展示してあります。見た目には寝そべった女性が立っているようにも見える展示です。見方を変えるということを、示しているのでしょう。若い女性のいくつかのショットはスカートをたくしあげ下着の中に手を入れています。これは女性の抑えている、あるいは見えない欲望の象徴なのでしょう。

並べられた同じ構図の写真の中に何も入っていないフレームがあります。一体その中には何が入るのかと考えてしまいます。あるいはその中に答えがはいるのかもしれません。

平川の見ているもの、そして作品にこめられたものは簡単のようでいて複雑です。初見で観客を拒絶するような難解さありません。しかし、ひとたびその中に入ると複雑な思いにつつまれてしまいます。

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